江戸期の平佐焼、染付徳利酒器の2本と共箱のセットになります。 地元の薩摩焼など骨董蒐集家より譲り受けて、大事に保管しておりました。 状態は大変良く、写真をご覧いただきたく存じます。 平佐は独特の青みがかった白磁が特徴で、本作品は、その特徴を有する地肌と天然の呉須によるブルーが美しく、伸びやかな筆致で描かれています。眺める程に、使う程に愛着のわく名品です。ミュージアムピースともいえるような平佐の中でも一番出てくることが少ない種類のものだと思います。 地元でも、ほとんど出ない理由のひとつが、都会地の業者が、優品を、高い値段で買って行っていたということもあり、その一部は、初期伊万里として売られたものもあったそうです。 その手慣れた伸び伸びとした筆致は、確かに初期伊万里を思わせるものがあり、蒐集家も、特に希少なものとのことです。 本作品にご興味ある方のご検討をよろしくお願い申し上げます。 ●本作品の大きさについて 高さ　左22.5cn　　　右23.5cm　　　 高台径　左7.5cm　　　右7.5cm 口径　左2.7cm　　　右2.7cm 共箱　高さ26cm × 23.5cm