◎野遊２ 富士講古文書５点 明治～大正時代 山岳信仰 扶桑教 養蚕信仰 修験道 民衆信仰 護符 仏教美術 仏画

サイズ 諸掛帳(トップ画像右端) 縦３３ｃｍ 横１２，３ｃｍ 全３丁
小綴本 全５５丁 御祭御傳 全１７丁 着物図 全３丁 御詞 全２枚

説 明 和紙に毛筆書き、ヤケや折れ、掛帳には一部に虫損があります。掛帳は表に「大正七年 富士登山
諸掛帳 七月廿四日執行」、裏側に「宿主 荒井」とあります。
小綴本(御伝)には教義が和歌の調子で書き綴られ、御祭御伝には見返しに扶桑教の朱印、儀式の
次第と供物の配置図が書かれ、巻末に本書発行元の御師の氏名と「明治三十六年十月廿六日書之」と
年紀があります。着物が描かれた冊子には儀式で用いる着物の寸法や製作時の作法、正月や蚕まつり
の際の供物の配置図が書かれています。半紙２枚の御詞は始めに「三十五首御詞病気吉凶？」と書かれ
日常の戒めや病気や障りへの心掛けが箇条書されています。
１の軍事郵便と共に神奈川県西部からの買出し品です。苗字部分は敢えて伏せています。
扶桑教は明治時代初期に興った神道系の富士講です。富士講の資料は様々に扱いましたが本資料にある
儀式の次第を図解したものは初見です。当時の重要な産業であった養蚕に関する儀式の記述があるのも
興味深いです。

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